26.02:やはり寒いですね。
太田隆信展
先日大阪の中之島公会堂で太田隆信展を見てきました。
小さな展示会でしたが予想に違わず魅力がいっぱいでした。
坂倉建築研究所は私が学生の頃から気になっており、建築を学ぶにつれ存在も大きくなっていった事務所です。
当時、組織事務所とアトリエ事務所という言い方がありましたが坂倉さんはその両方の良さを併せ持ち、何より創る作品が魅力的です。

特に西洋のモダニズム建築を生で感じつつ、日本の繊細さも備えた豪快ながらもきめ細やかなコンクリートの打放しが好きでした。
もちろん打放しが主流というよりいろんな素材を巧みに使いこなされますが、基本的に坂倉さんの作品は上品で格好いい。
展示会は主に手描きのスケッチや図面のパネル展示でしたが、懐かしい感じとともにその魅力に浸っておりました。手描きにありがちな乱雑感は全くなく大変読みやすく安定感があります。意外とあっさりしてたとも言えますが描くべきところはしっかりと描き込まれ、原寸図などもありましたからトータルな設計図書としてはかなりの分量のはずです。
そして描き込まれた図や文字から確かな技術力がひしひしと伝わってきます。高層マンションの日誌(指示書だったかもしれません)が製本されてましたがその内容と密度は驚くものでした。
技術力と人間性、この二つに太田さん西澤さんという個性が掛け合わさり、多くの魅力的な作品を生み出してきた稀有な事務所なんだと改めて納得しました。
いい事務所だなあと思います。
26.02.01 |